ビカクシダ栽培日記④偶然の出会いでもう1株

ビカクシダを立派に育てようと思って苗を探したものの近隣の店では見かけず、ネットで手に入れたリドレイ（幼苗）とビフルカツム（苔玉）を育てています。

先日、駅前のお花屋さんに「コウモリラン」って札で何気なく売られているのを発見❗️わぁ〜って一瞬テンション上がったんですが。

お手頃価格なだけに、そんなに良い状態ではないようです💧胞子葉も「なんでそこでカットを⁉️」って位置で切られていたり汚れも付いている💀これならもっと値下がりしててもおかしくない感じです笑 でもそのまま去るのも忍び難く、お買い上げして連れて帰ってきてしまいました。生長点は無事っぽいからきっと大丈夫と思います💧新しい貯水葉も展開してるようだし。

う〜ん、でもなんの品種だろう？店員さんも詳しくなくて💧安かったからビフルカツムか園芸種のネザーランド？私が既に育てているビフルカツムよりも葉の幅が太くてもっさりしてるような気もするしピーンと直立してるのでヒリーにも似ているかも…？それぞれの交雑種もあるらしいので正直もうよくわからんという感じですが、今後はとりあえずネザーランド仮と呼ぶことにします笑 もっと大きくなれば特徴も分かりやすくなるでしょうし。

とりあえず自宅に持ち帰って枯れた胞子葉の付け根を切ったり葉の汚れを拭き取ったりして多少整えてみた状態です。ビカクシダは鉢植えより板に着生させたほうが育てやすいというのがよく分かる気がします、土の表面が全部貯水葉に覆われていて乾燥具合が見た目では分かりにくいです笑

この鉢植えのままだと貯水葉も窮屈そうだし（1番大きい貯水葉が鉢の縁にぶつかって変形してます…）ちょっと鉢から出して様子を見てみました。

おぉ、貯水葉がほぼ直角に曲がってしまってる笑 そして用土が鹿沼土みたいなやつだ💧今まで参考にしてきたビカクシダの育て方ではほとんどが水苔での栽培でしたからちょっと動揺しましたが、結構根も広がってますね。とりあえず根に絡まってる砂利を取れるだけとって、水苔を詰めた鉢に仮で入れました。

直角に折れ曲がってる貯水葉もどうにかそのまま温存できないかとは思いましたがどうにもこうにもならず、折れた先の葉は諦めてナイフで切り取りました💧貯水葉を切った断面はオレンジ色のスポンジのような感じで、シダの葉がこんなに肉厚なのもなんだか不思議な気分です。

ここまでやった時点で、どうせ植え替えるなら板に付けたほうが自生環境に近くて健康に育つかなぁと板付けに挑戦してみることにして、速攻でコルク樹皮を注文❗️水苔、テグスなどその他の道具も準備。届いたコルク樹皮です↓

コルクの上部に電動ドリルで穴を開け針金を通し、壁などに引っ掛ける用のフックを作りました。

この鉢植えは2つの株が合体していて綺麗に分離させる自信もないので、とりあえずはそのままコルク樹皮に着生させようと思ったんですが...。それぞれの株の生長点の向きも違うし位置が近すぎて干渉しまくっていたので、思い切ってザックリとナイフで分離しました💀それぞれの根を水苔で包みます。

ビニール紐で株をコルクに仮固定。とりあえずどちらの株も生長点が上にくるようにセットしましたが、上下が合っててくれと祈るばかり💦

最終的に透明なテグスで固定。完成❗️

慣れない作業なので結構大変でしたが、本来こういう感じで樹木に着生して生活してる植物なんだよなぁと思うと感慨深いですし、子ども達は鉢植えがこんな感じにトランスフォームしてビックリしていました笑 新しい貯水葉がさらに展開してくれば、テグスは隠れて見えなくなるはず。順調に大きくなれば、上の株は取り外して別の板に移植したいと思います✨

日常のお世話は、とりあえず外には出さず窓の近くの壁面にかけて様子を見てみます💧途中で切られてる胞子葉の見た目が痛々しいけど、これから元気になってほしいです💦本当にネザーランドならビフルカツム同様にとても丈夫なはずですし。

でも、私の育てている株の大きさはリドレイ<ビフルカツム<ネザーランド仮の順なんですけど、買ったときのお値段はリドレイ>ビフルカツム>ネザーランド仮の順で不等号が逆なのが面白いなと思いました笑 まぁお値段はさておき、どの子も順調に大きくなることを祈ります✨